夜の街で出会ったうつろな女性と、秘密を抱える塾講師の幻想的かつノスタルジックな逃避行を紡ぐ「さいはて」。街から森、やがて海へと展開する2人の旅路と、まばゆい恋模様が映し出される。
本作は、道の片隅に咲く花草を愛し、ささやかに生きる男女の生活を描く物語。画家のナズナは恋人?キタムラとの壮絶な生活に精神のバランスを崩し、コタロウの部屋に逃げ込む。ナズナは花や草を愛するコタロウの愛に包まれて落ち着きを取り戻していくが、コタロウの勤める出版社が潰れたことで、2人の生活に亀裂が生じるのだった。
上野樹里と林遣都の共演により、第14回小説現代長編新人賞を受賞したパリュスあや子の小説「隣人X」が映画化。「隣人X 疑惑の彼女」のタイトルで12月1日より東京・新宿ピカデリーほか全国で公開される。